座間洋らんセンターのこだわり

世界No’1品質を追求し、花づくりへのこだわりは、「唯一無二の贈り物」へたどり着く。
すべては、蘭の数だけ笑顔があるから…。洋らん一筋40年、あらゆる経験と知識を生かし、これからも挑戦していきます。
胡蝶蘭の誕生からお客様の笑顔に出会うまで55カ月の歳月をかけて、丹精込めて育てています。

光~ひかり~

バイオテクノロジーで生まれた苗をフラスコで2年育てます。その後、フラスコから生長した株たちは、ベトナムのダラット、台湾の台南の2ヵ国の契約農場で強い株になるべく葉に最高の太陽光を2年間じっくり浴びてさらに生長させます。
ダラットはベトナムの中南部の高原に位置し、世界で太陽光線の光量が最も多い地域の一つです。強い光は葉と根を強く丈夫にし、葉が太陽に近づくように上に立ち上がるので、重なり合う下の葉にも余すことなく最大限に太陽の光が当たるのです。

台湾の台南は胡蝶蘭の原生種が好む高温多湿の地域と気候がとても似ています。そして、嘉南平原に位置するため地勢が平坦であり、市全域で海抜が10~30mの間で最高でも海抜約40mという丘陵地が殆ど見られない特徴があるので、一日中安定した太陽光を存分に浴びることができるのです。
新生株~幼少株に48カ月の歳月を経て、空輸便で座間の地へやってきた株たちは、東京農業大学との共同研究によって開発実用化された特許技術「LED補光」により24時間365日コンピューター管理された温室で、成株へと生長していきます。
洋らんセンターの胡蝶蘭は宝石のように輝やく色艶を放つ秘密はここにあります。

水~みず~

わがまち座間市は、昔の地形が今も残る台地の下にじっくりと蓄えられた地下水が眠り、市内15ヵ所で湧水が出ています。水道の水源は河川水やダム湖水などが主ですが、座間の水は約85%が地下水で空気中のごみやチリなど不純物が入ることなく、自然の力でろ過されて水は水質がよく、浄水場を必要としません。
当センターでも、地下100mを掘削し花専用の井戸を構え、特殊なろ過装置を設置して水を磨き、地中のミネラルと酸素を多く含んだ「中硬水」という日本では珍しい種類の水で、一年中一定した水温でたっぷりと潅水し、強い根を生み出すのです。うちで育てた株の根は、生気に満ちとても瑞々しく光沢のある根なんです。

栄養~えいよう~

私たち人間もバランスよく栄養を摂取することで健康で長生きできるのと同じように、胡蝶蘭もより良い環境で個体にあった栄養素を生長過程に合わせて摂取することによって本来の株の強さ、美しさを発揮します。胡蝶蘭は通常2~3種類の肥料を散布するのですが、洋らんセンターの胡蝶蘭は専務が世界の蘭農園を渡り歩き、長年の経験と研究データに改良を重ね、現在は23種類の肥料を生長過程・品種・季節に合わせて使い分けています。

その結果は2015年東京ドームで行われた世界らん展で大賞を受賞した際に「見事に栽培されており、株の大きさと花の数、花の質、どれにおいても、大賞にふさわしく、素晴らしい作品です。ここまで咲き揃うことは大変珍しく通常上部の花が咲く頃には、下部の花が終わっている場合が多いのですがこの作品は下から上まで見事に咲き揃っています。本日の審査に、最高の状態で出品されたことは、出品者の情熱と努力を感じます。」とアメリカ蘭協会会長のフランク・スミス氏より最大の賛辞の講評を頂きました。

洋らんセンターの知識、経験、情熱そして努力…。諦めない心と、蘭への愛の集大成が結果に結びついた大きな功績の一つです。

仕立て~したて~

通常は、株を選別して寄せてから仕立てをしますが、洋らんセンターは、株の選別をする前に「仮曲げ」という工程を1つ増やしています。これをすることにより、花の曲線がよりきれいになり、花がより美しくきれいに顔が揃いのです。熟練の技術を持ったスタッフが鏡ごしに1鉢ずつ顔を見ながら愛情込めて1本ずつ曲げていきます。